耳鼻科の病気 Q&A

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耳についての質問イメージ
耳が聞こえにくいのですが、年のせいでしょうか?

まず、聴力低下の原因をしっかりと把握することが必要です。そのうえで、原因に対しての治療が可能であれば開始します。やむを得ず治療が難しい場合は、患者様に合った補聴器の処方を行います。

耳鳴りがするのですが、年のせいでしょうか?

耳鳴りには様々な原因があり、加齢によって聴力が低下することで耳鳴りが起こることがあります。しかし、年齢のせいだと決めつけていると聴神経腫瘍などの病気を見逃すこともありますので、聴力検査室で聴力の評価を行い、そのうえで必要であれば耳の検査(CTやMRI検査ご紹介)を行い、耳鳴の原因を精査します。耳鳴はなかなか改善しない場合も多く、根気づよい治療が必要です。

耳に水が入ると中耳炎になりますか?

水が入るだけでは、基本的には中耳炎にはなりません。ただし耳垢がふやけて気持ち悪く感じ、プールの後で「水が抜けない」と受診されるかたもいらっしゃいます。どうしても気になる方は耳鼻咽喉科を受診してください。

耳鼻科で中耳炎といわれ薬をもらい痛みはなくなりました。もう治ったのではないでしょうか?

痛みが止まったから、中耳炎が完全に治ったということではありません。中耳炎で痛みが止まった後も、大人であれば耳の詰まり感や聞こえの悪さを自覚することがありますが、乳幼児や子供ではこのような訴えをしないことが多いので注意が必要です。滲出性中耳炎を放置しておくと最悪の場合、手術を行っても治らない難聴を起こす事があります。従ってその後の診察を受けて完全に治ったと診断されるまでは、治療が必要です。

子供が痛いといわなくなったので治ったと思い、完全によくなる前に通院をやめてしまうお母さんもいらっしゃるようです。ですが、素人判断は危険です。医師から大丈夫と言われるまで、治療を続けましょう。

突然聞こえにくくなり、耳鳴りやめまいもするのですが?

「突発性難聴」の可能性があります。「突発性難聴」は、突然聞こえが悪くなってしまう病気で、多くは片側のみに起こります。早期の発見、治療がその後の経過を左右しますので少しでも早く受診してください。原因不明の病気ですが、生命に関わることはなく進行性でもありません。その他、めまいを繰り返す「メニエール病」の可能性もありますので耳鼻咽喉科専門医の診察が必要です。

耳を掃除したら耳が痛くなったのですが?

「外耳道炎(がいじどうえん)」が考えられます。耳の中は薄い皮膚で被われていて、強い刺激にはたいへん弱く、容易に炎症を起こします。痛みが続くようなら、耳鼻咽喉科を受診してください。

風邪の後、耳から汁が出るのですが?

中耳炎の可能性があります。長く続いているようであれば、慢性中耳炎(鼓膜に穴があいている)を考えますが、骨が溶けていくような特殊な中耳炎(真珠腫性中耳炎)などもあるので、一度耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめ致します。

鼓膜は簡単に破れるものなのですか?

鼓膜はとても薄いため、平手うちで破れるケースもあります。小さな鼓膜の穴であれば、再生することが多いです。ただし、元の鼓膜とは違ってすこし薄くなる場合もあります 。生活していく上では支障はありませんが、大きな穴ができた場合は手術をする場合があります。

イメージ鼻についての質問
鼻がつまりやすいのが悩みです。どんな病気が考えられますか?

「アレルギー性鼻炎」または「副鼻腔炎」などが考えられます。「アレルギー性鼻炎」はダニやハウスダスト、ペットの毛など、原因になる物質が体内に入ってきたことで症状が現れます。スギなどの花粉が原因になっている場合は、「花粉症」と呼んでいます。「副鼻腔炎」は俗に「蓄膿(ちくのう)」とも呼ばれ、顔の骨の中にある空洞に炎症を起こす病気です。

どちらも飲み薬の治療が第一選択になります。他にも鼻がつまる原因となる病気は、様々なものがありますので専門医の診察が必要です。

鼻血が出たときは、どう対処したらいいですか?

下を向いて、血が出た方の小鼻を10分以上圧迫し安静にしていましょう。それでも鼻血が止まらない場合や繰り返す場合は、耳鼻咽喉科を受診して下さい。

鼻はかんだ方がいいのですか、すすった方がいいのですか?

かんだ方がいいです。ただし、あまり強くかむと耳に影響が出るので軽めに鼻をかみましょう。鼻をすすってしまうと鼻汁が奥にたまってしまうので、耳によくありませんし、鼻汁がのどに下がって咳の原因にもなります。鼻の調子が悪い時は、なるべく鼻汁を取って鼻腔内をきれいにするのが一番です。そのために鼻をかんだり、小さいお子さんでうまく鼻をかめない場合は耳鼻科で鼻を吸引したり、といった処置が必要になります。

イメージのどについての質問
子供の扁桃腺が大きいのですが、手術で摘出した方がいいでしょうか?

昔は大きいだけで切る、というのが一般的でしたが、現代では大きいだけではすぐには切りません。様々な不都合(睡眠時に無呼吸になる、扁桃炎を繰りかえす)などがなければ、経過を見てもいいのではないでしょうか。手術の判断は、慎重に行うべきので、専門医に相談していきましょう。

子供がしょっちゅう高熱を出します。扁桃腺を取った方がいいですか?

扁桃炎以外にも発熱の原因となる疾患は多く、扁桃腺をとれば発熱がすべてなくなるわけではありません。しかし、発熱の原因が明らかに扁桃炎であれば、扁桃腺を摘出することで熱は出にくくなります。高熱を繰り返すようであれば、手術は有効な治療法と思われます。

ただし、小さい子供の場合は年齢とともに発熱が少なくなっていくケースも多く、あわてて手術を行わずに、発熱の度に外来治療で経過をみる場合もあります。発熱の頻度や程度、全身状態などを考慮した上で手術を行うべきか待機するかを判断する必要があります。

咳が止まらないのですが……

最近のトピックとして咳喘息という病気があります。
これは1か月以上持続する慢性の咳(特に夜間に多い)で、もともとアトピーやアレルギー性鼻炎などの「アレルギー素因」を持っている人に発症しやすい病気です。一般的な風邪薬が無効で、気管支拡張剤、ステロイドといった喘息系の薬がよく効きます。

咳喘息の患者さんの1割から2割の人は、本当の気管支喘息になってしまうといわれています。ただし、咳だけで判断せず、高齢者やヘビースモーカーの方は肺がんの可能性もありますので、まずは専門医に相談をしましょう。

のどに違和感があり、つかえた感じがします

のど仏(喉頭)付近の異常感を訴える病気に「咽喉頭異常感症」というのがあります。様々な検査をしてみると、異常が見つからない場合も多いのですが、まれにガンを含めた腫瘍を発見することもあります。男性より女性に多く、肩こりや貧血があるとこの異常感がでるとも言われています。心理的な側面が強く、ストレスが遠因になっていることもあります。

また、最近では逆流性食道炎による咽喉頭異常感も報告されています。胃酸が逆流するために食道の入り口を含めた口腔や咽喉頭が炎症を起こす疾患で、胸焼け、声嗄れ、舌炎、口内炎、のどの異常感、咳などの症状が起こります。咽喉頭異常感といってもさまざまな原因が考えられ、特に高齢者ではガンが隠れていることがあるので、長い間放置せずに耳鼻咽喉科を受診しましょう。


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